Marketing成績発表

ちょっと前の話になりますが、BOND BBT MBAコースのMarketing(マーケティング)
の成績発表があり、何とか合格することが出来ました。
Marketingでは(他の日本語科目も同様のようですが) 1)エアキャンパス(AC)でのディスカッション、
2)グループワーク、3)最終試験、の三つが評価されます。

1)ACでのディスカッション(30点)
毎週提示される課題に対してディスカッションを行います。毎週1回の発言マスト×9週間。
「講義で習ったフレームワークを具体的事例にあてはめて使ってみる」という内容の課題が多かったです。
ACでディスカッションは、個人的にはかなりタメになりました。

自分の考えを(事実ベースで)書くことで、頭の中が整理されます。
また、分かったつもりの内容でも、実際に文章にしてみると曖昧であることも多く矛盾点に気がつきます。
また、他の受講生の発言や先生のコメントから、新たな気付きが生まれることが多くありました。
自分だけで考えるよりも、深いレベルまで理解出来るようになったと感じています。

ACでのディスカッションは刺激的(ある意味、中毒性がある?)なのですが
、仕事のピークと重なるとディスカッションに参加をすることが難しく、
「もっと参加したいのに。。。」とちょっとストレスがたまります。

上手い文章を書けるようになりたい!と自分で文章を書き、他の方の文章を読んで再認識しました。
上手い文章とは、論旨が明確で分かりやすく論理的で、かつ人の心に訴えかけるような文章です。


2)グループワーク(30点)
小さなビジネスを立ち上げることを想定し、実現可能なマーケティングプランを作る、という内容でした。
環境分析に始まり、どんな顧客をターゲットにし、どのように差別化し、どのように売っていくか、
更に簡単な財務表を作る(つまり収益性を確保出来ているかチェックする)という
かなり具体的な内容まで記述することが問われます。

5人のグループを形成し課題に取り組みました。リアルの場で会う機会が少ないことと、
ほとんど週末しか作業が出来ないことから、当初なかなか作業がなかなかすすみませんでした。
今回のリーダー役の方のリーダーシップと、メンバーの方々の努力が素晴らしく
何とか提出前に完成させることが出来ました。感謝です。

事業のコンセプト決めの際には、スカイプで6時間(含:中断)ミーティングをするなど、
なかなか大変でした。。。お互いのバックグラウンドや性格などの個人情報をあまり知らない上に、
顔を見られない中で議論をする難しさを実感しました。

これからは仕事でも海外メーカーとテレビ会議や電話会議をする機会も増えていくと思っています。
BONDのグループワークはこのような状況に備える良い訓練になります。

(余談ですが、スカイプは非常に便利ですね。
最近のバージョンでは、通話者の間で画面を共有して話が出来るようです。
この機能を使えば、たとえパワーポイントの資料を見せながら議論が出来ます。
更に、議論で出てきたアイディアをパワポに書きこむとリアルタイムで通話者の画面に反映されるため、
ホワイトボード感覚で使うことが出来ます)
http://www.skype.com/intl/ja/features/allfeatures/screen-sharing/


3)最終試験(40点)
オンラインの試験です。定刻になると問題用紙がアップされ、所定の時間までに解答用紙をアップします。
制限時間3時間、テスト中はローカルで作業します。
これまで学んできた内容をフルに活かして問題と格闘します。
先生から事前に、「テストでは量を書くことも大事」という話がありましたので、必死です。
3時間でも時間が足りないくらいでした。

実は最終試験で解答用紙をアップする際、全4問中「2問:解答、1問:完全に未回答、1問:解答途中」
の状態でアップしてしまいました(試験終了30分前のバージョンをアップしてしまっていたようです)。
この事実に後日、成績発表直前くらいのタイミングに気付きましたが時すでに遅し。
不合格で再履修となることもあり得る、と覚悟していました
(再履修となると、完全に白紙に戻ります。受講料を支払うことに加え、
もう一度ディスカッション/グループワークをやる必要が生じるため、出来れば避けたい)。

何とか合格出来てよかったようなものの、初歩的なミスを犯してしまったことに猛反省。
初めてのオンライン試験で、後半の時間も足りず焦っていたとはいえ、最終チェックを怠ったことが原因です。
次回以降同じミスを起こさないとともに、仕事でも同様のミスに注意しようと肝に命じました。

ドタバタがありましたがMarketing無事終了。(最後をのぞけば)かなり楽しい講座でした。

講座中、参考とした本を紹介しておきます。
はじめコトラーの教科書を読んだときは、いまいちよく分かりませんでしたが、
b)、c)の本を読んだ後に読み返すと「ああ、なるほど」と理解出来る点も多く、
学んだ内容が腹に落ちたと思います(少なくとも腹に落ちた気になります・・・)。


a)分厚い教科書です。幅広く網羅されており事例も豊富。

コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント 第12版

コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント 第12版

b)グループワークのメンバーに紹介して頂きました。
イタリアンレストラン再生のための物語を読むことで、「生きた」マーケティングの考え方を
学ぶことが出来ます。

ドリルを売るには穴を売れ

ドリルを売るには穴を売れ

c)「ドリルを売るには〜〜〜」作者の他の著書。非常に分かりやすく、マーケティングの考え方を
体系的に学べます。

図解 実戦マーケティング戦略

図解 実戦マーケティング戦略