Marketing Strategy

このところ仕事とBONDの課題に追われ更新が滞っていました。気がつけば梅雨も明け夏になりました。


Study Tourの後、Marketing Strategy、Sustainable Businessを終えました。Financing Entrepreneur (FEV) はFinal Examを残すのみです。Corporate Strategyの最終論文も提出し残すはFinal Examのみ。全ての科目が通る前提でBusiness Plan+1科目で卒業、というところまできました。


Marketing Strategyはケースメソッドの講座。ハーバードビジネスレビューから5本の論文をピックアップしケーススタディを行いました。
・各時、レポートを作成(3000文字〜5000文字程度、日本語)
Air Campusでディスカッション
・Virtual Classで担当の平久保先生が解説
というサイクルを毎週1本ずつこなしていきます。


ケースのお題はイケア(家具屋)、Rosewood(高級ホテル)、Read(スーパー)、リッツカールトン(高級ホテル)、Springfield(野球場)でした。それぞれ学ぶべきテーマが埋め込まれており、レポート作成→ディスカッション→Virtual Classと一巡すると理解が深まります。


毎週提出のレポートのボリュームが多く、かなり時間をかけて取り組みました。途中スタディツアーと時期が重なりAir Campusの投稿数は、ほぼ最低ラインといった感じになってしまいました。時間を確保出来ないなか受講しましたが、この講座は学ぶところが非常に多かったです。


平久保先生もおっしゃっていましたが、ケースメソッドを学ぶ意義として、
1) お題になった企業の業界に詳しくなる
2) 思考プロセスには正解がないが、どこに目をつけたらよいか気付くようになる
ということが挙げられると思います。


一人で学ぶのも一定の効果があると思いますが、ディスカッションをすることで理解が深まります。ケースメソッドのディスカッションはAir Campusのようなwebベースの掲示板と相性が良いと感じました。おそらくリアルな教室で議論すると、限られた人しか発言出来ないと思います。また、時間が限られているため、ディスカッションから得られた気付きを基に、詳細情報を調査しようとしても発表するタイミングがありません。Air Campusでは、他者の発言を見ながら必要なところを調査しながら議論を深めていくことが出来ます。


大前先生が出す毎週のRTOCS (Real Time On Line Case Study)も学ぶところが多いですが、ある程度確立されたケースからの学びは大きいと感じました。RTOCSでは必要情報の調査に結構時間が取られますが、ケースメソッドでは既に必要な情報が提示されており、重要な判断をするためのプロセスに意識を集中することが出来ます。さらに、(おそらく意図的に)学ぶべきテーマが埋め込まれているため、取り組んだ後にケースのポイントがクリアになります。(RTOCSは大前先生の解説を聞いても、時々モヤっとしたまま終わることがあります)。


BOND受講生の方でMarketing Strategyを受講しようかと悩んでいる方がいらっしゃれば、是非受講することをお勧めします。