皆既月食

昨晩は皆既月食を見ることが出来ました。日本中で皆既月食が観察出来たのは11年ぶりとのこと。
BONDのVirtual Classとグループワークのskype会議の後、外に出て見てみました。いかんせん寒い・・・ので、家に入ったり出たりしながら観察。まともに月食を見るのは初めてかもしれません。facebooktwitterでも観察している方がたのコメントや綺麗な写真がアップされていました。

http://www.rbbtoday.com/article/2011/12/09/83942.html

月食時は真っ暗になるのかと思っていましたが、見ていると結構赤い。幻想的です。少し輪郭が光っている時も美しい。
なんで月食が赤く見えるのだろう??と思って調べてみると、、、朝焼け、夕焼けが赤く見えるのと同じ原理のようです。また、その時の大気の状態(チリが多いか少ないか)によって赤さ度合いが異なるようです。

国立天文台HP
http://naojcamp.nao.ac.jp/phenomena/20101221/color.html

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 地球の本影は、地球が太陽光をさえぎることでできます。しかしこの本影は、真っ暗になりません。これは、地球に大気が存在するからです。
 地球の大気を太陽光が通過するときには、大気がまるでレンズのような役割をして、太陽光が屈折するのです。屈折した太陽光は、影の内側に入り込むようにその経路が曲げられてしまいます。

 また、太陽光が地球の大気を通過するときには、大気中にある細かなチリ(塵)が邪魔になります。波長の短い青い光は、チリによって散乱してしまい、大気をほとんど通過することができません。昼間空が青いのは、この散乱してしまった青い光を見ているからです。
 一方で波長の長い赤い光は、チリによる散乱の影響を受けにくいため、散乱で光が弱められながらも、大気を通過することができます。朝日や夕日が赤く見えるのも同じ理由で、太陽光が地平線方向から入り大気の中を長く通過しているために、散乱されにくい赤い光の方がより届きやすいからです。
 このように、大気中のチリによって散乱されにくい赤い光だけが、弱められながらも大気を通過します。そしてこのとき、大気によって屈折して経路が曲げられて、本影の中に弱い赤い光が届きます。この光が皆既月食のときの月面を照らすため、赤黒く見えるのです。

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皆既日食はいつ見られるのかなぁ、と思って調べていると2012年5月21日に日本で観察出来るようです。しかも「金環日食」という珍しい現象を日本の各地で観察出来るようです。これを逃すと、次に日本で見られる金環日食2041年だそうです、、、晴れることに期待です。

http://homepage2.nifty.com/turupura/nissyoku/2012kinkan/menu.html