BONDでの一年

9月に入りました。BOND-BBTで学び始めてから、ちょうど一年が経ちます。
体感時間としてはあっという間ですが、振り返ると本当に色々なことがありました。
毎週の課題やレポート、グループワーク、web上での試験、現地オーストラリアで学ぶスタディツアー。。。
仕事をしながらの学習は、時間の確保が難しく苦労しましたが、少しずつペースを掴めてきているように思います。
(受講ペースを落としている、というだけかもしれませんが・・)


webベースでの学習のため、他の受講生の方と実際に会う機会は多くありません。
それでもグループワーク、スタディツアーなどをキッカッケに、友人が増えてきました。
来週にはBOND10年の記念式典があり、多くの卒業生や在校生の方々が参加します。
これだけ大勢の方が集まる機会は少ないので、楽しみにしています。

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この一年で何かが劇的に変わったか?
というと、まだそのような実感はありません。
仕事内容も大きく変わってはいないし、アウトプットの質・量が急に向上したわけでもありません。


唯一?の変化点を挙げるとすると、実務のリーダー的役割を期待されるようになってきたことです。
自分は「いわゆるリーダー(メンバーに指示し、オレについてこい、的なリーダー)」
は絶対に務まらないと思っています。
そのため、以前の自分であれば尻込みをしていたと思います。


BONDでMRO(組織論)で「リーダーには色々なタイプやカタチがある」ということを学び、
何とか自分でもやれるかもしれない、という自信(安心?)を持つに至りました。

さらに講座の中で「サーバントリーダー(奉仕型リーダー)」という概念を学び、
自分が目指すべきリーダーの形はこのようなタイプだろうと考えるようになりました。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Keyword/20100723/350589/

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BONDで学び始めて、少しずつ自分のことが分かるようになってきました。

・複数科目をガンガン進めて単位を効率的に取るよりも、一つの科目に時間を割き、じっくり考え消化することに満足を覚えます。年初、仕事が忙しく、当時受講していた科目に多くの時間を割けませんでした。成績は決して悪くありませんでしたが、内容を深く理解出来ず消化不良。受講ペースを少し落としてでも、ちゃんと理解出来るようにしていこうと決めました。
・睡眠時間の確保は死活問題。時間を捻出しようと睡眠時間を削ると、パフォーマンスの質とモチベーションが劇的に下がってしまいます。短期間なら気合いで何とかなるかもしれませんが、持続することは困難です。最近読んだ"Power Sleep"にも書かれていましたが、必要睡眠時間は人によって異なり遺伝で決まっているので、努力で何とかなるものではありません。自分の体の特徴を知り、それに合わせて生活スタイルや仕事の仕方を変えていくしかありません。スタディ・ツアー中に倒れ、病院に運ばれたことでも痛切に実感しました。
・自分は夜型。早起きして出社前の朝の時間を勉強に充てよう、と一ヶ月ほどトライしたことがありますが、あまり集中出来ず昼に眠くなってしまい、かえって効率が落ちてしまいました。これも"Power Sleep"で議論されているように朝型、夜型は人によって異なるので、無理に自分を変えようとするより、自分を知り、それに合わせた生活スタイルを確立することが大事です。今では、平日帰宅後1時間程度、週末5〜10時間程度を勉強に充てています。
・学習欲が強い。新しいことを学ぶことを純粋に楽しいと感じます。さらに、自分なりに考え、内容を整理・発信し他人からフィードバックをもらうことも楽しいと感じることに気付きました。時間の確保が難しいことを除けば、学習することは全く苦になりません。どうも「何かの目的のために学ぶ」だけではなく「新しいことを学ぶ」こと自体に楽しみを感じるようです。この特徴(強み?)を、何とか人生に活かせないかなぁ、と思案中です。


これらのことは以前から程度自覚していましたが、BONDを受講し自分に負荷をかけたことによって明確になってきたように思います。


自分が本気でコミット出来ること、使命だと思えることはまだ見つけられていませんが、キッカケは掴め始めているのではないか、という実感(期待?)を持っています。BOND卒業にはまだまだですが引き続き学び、世の中や自分の人生にどう活かしていくか、を考え行動していきたいです。