いま、なすべきことは？

田坂広志さんが、社会起業大学の名誉教授に就任した際の公開講座の
資料、録音がwebにアップされていました。
東日本大震災が起こって間もないころ、3/23に行われたようです。

田坂広志さんは「これから資本主義はどうなるのか」や「意思決定12の法則」の
著書を読んだことがあり、深い話をする人だなぁ、と気になっていました。

プレゼン資料を見ると、黒の背景に緑の文字。
一ページ一ページに書かれた文字数は少ないのですが、何か心に訴えかけてくるものがあります。
講演の録音を聴くと、静かに囁きかけてくるような話し方でつい聞きいってしまいます。
まさに、心に染みいるという感じです。

論理的、科学的に考え抜いた先にあるメッセージを提示されており、ときおりハッとさせられます。

「この大震災は起こるべくして起こった」
「この日本という国は生まれ変わらなくてはならない。
　単に復興するだけではない。素晴らしい国に生まれ変わる」
「共感とは目の前にいる一人の人間が、自分の姿のように思えること」
「いま我々が為すべきことは、ただ一つ。目の前の仕事」

いまこそ、
仕事とは何か？自分は何をするべきなのか？
を問い直すことが必要だと考えさせられました。