北欧の旅(3) タリンク・シリヤライン〜船旅〜


【4日目〜5日目】 シリヤライン
ヘルシンキストックホルムの移動は船を使いました。
ヘルシンキを17時出発、ストックホルムに翌朝9時半に到着です。
http://www.nettravel-jp.com/cruise/silja/stohel/index.htm


船といってもただの船ではありません。
ばかでかい豪華客船、移動式豪華ホテルといった雰囲気です。
数100人の乗客が乗り込みます。日本人もちらほら。
さすが豪華客船、それなりにお値段はかかりますが、
飛行機+ホテル一泊を考えれば、それほど無茶な値段ではありません。


船内にはレストラン、バー、カフェがそれぞれ3つづつ、
スパ、サウナ・マッサージ、カジノまであります。
当然、お土産屋、免税店も充実しています。
贅をつくした、という感じでしょうか。


レストランで食事を頂き、カジノに初チャレンジ。
ブラックジャックに挑んだものの、見事負けました・・・
バーで軽くお酒を飲んだ後、明朝に朝日を見るため
、早め(といっても23時頃)に就寝。



夏の北欧の日の出は早く4時頃です。
3時半頃に起床し、太陽が出るのを待っていました。
景色が最も良い最上階(13F)のデッキで待ちます。長袖を着ていても寒かった・・・
この間、次第に空が明るくなってくる光景が、何とも言えず美しい。
遠くに見える船と、シリヤラインが通ってきた「道」(船の跡)と重なり、旅情を誘います。


ストックホルムに近づくと、群島(アーキペラゴ)を目にするようになります。
船は群島の間を進むのですが、この風景がまた素晴らしい。
これらを見るだけでも、旅に来た価値があると思いました。


大前研一さんの「旅の極意、人生の極意」に、ヘルシンンキ→ストックホルムの便だと、
明け方に群島に出くわし、その景色が素晴らしい。シリヤラインに乗るならヘルシンキストックホルム
の経路がお勧め。というアドバイスがありました。その教えに従って良かったと、感謝したものです。



デッキ景色を見ている際、韓国人夫婦に「昨晩カジノで見かけたが勝ったのか??」
と話しかけられたのが少し恥ずかしかったです。
その夫婦は大学時代にフィンランドのオウル大学に在籍しており、
フィンランドスウェーデンノルウェーチェコプラハと旅をしたとのこと。
今回も同じルートをたどってみよう、ということだとか。

日本にも3回訪れたことがあり、金閣寺が素晴らしかったというので、
「是非、雪の日に行ってみると良い。非常にきれいだ。」と無茶を言っておきました。。
このような一期一会の会話もなかなか楽しいものです。


朝ご飯は景色を見ながらバイキング形式のレストランにて。何とも贅沢な朝食となりました。
朝食後、しばらく景色を楽しんでいると、間もなくストックホルム到着の時間です。
目いっぱい楽しんだつもりですが、まだまだ楽しみ足りない!と残念な気持ちを胸に船を降りました。


お金と時間があれば、この船でヘルシンキストックホルムを往復したいくらいです。