ライフネット生命

ライフネット生命の紹介です。
※私はライフネットの関係者ではありませんし、ライフネット生命にも加入していません。(出口社長、ごめんなさい)

ライフネット生命は、インターネット専門の保険会社で、創立3年のベンチャー企業です。
最大の特徴は、従来の半額の保険料を実現していることです。
半額実現の仕組みは以下の通りです。


我々が支払う保険料の内訳は、
1. 純保険料・・・「本当の」保険料。保険金や給付金の支払いに充てられるお金。
2. 付加保険料・・・手数料。人件費や店舗運営費などに充てられるお金。
の二種類に分けられます。従来の実店舗対面式販売方法では”付加保険料”のウェイトが大きかったそうです(純保険料よりもウェイトが大きいとのことです)。全国に店舗を構え、大量の生保レディーを抱えている姿を想像すると、納得がいきます。

講演会で出口社長は「ビールと同じ」と表現されていました。スーパーでビールを買うとグラス1杯200円もしません。ところが、お店でビールを頼むと500円とられたりします。飲食店で働く人の人件費や店の運営費をカバーする必要があるからです。

ライフネット生命はネット専属であり、店舗運営費や人件費を大幅に削減しているため、手数料半額を実現出来る、というわけです。


つまり、消費者は生命保険に「商品価値」以外の部分に半分以上のお金を支払っており、ライフネットはこの部分をカットした、というわけです。
http://www.lifenet-seimei.co.jp/profile/feature/price/index.html


破格のサービスを提供しており、加入者数はうなぎ昇り、2011年3月には6万人を突破したとのことです。
しかし、業界首位のアフラックが169万人(2010年)と比べるとまだまだマイナーです。
http://www.seiho.or.jp/data/account/pdf_h21_4/h21_4_aflac.pdf


その原因は知名度の低さ。インターネットによるアンケート調査でさえも、ライフイネット生命を答えた方は僅か12%です。
http://www.myvoice.co.jp/biz/surveys/14404/index.html


当然、出口社長も知名度を上げることが課題だと考えています。では有名人を使ってCMを打てばよいではないか?と思いますが、そうもいきません。もしCMを打つと何億円も費用がかかり、その分は付加保険料として消費者が負担することになり、ライフネット生命のポリシーに反してしまいます。


いかにお金をかけずにライフネットの知名度を上げるか?
そのために、出口社長と岩瀬副社長は、多くの本を執筆し、多くの講演会を開き、ブログやtwitterfacebookで発信している、というわけです。そして講演会などの機会に「ライフネットの名刺」を配布しているそうです。講演会を聴き、私のように共感した人達がブログや口コミでライフネットを紹介している、というワケです。


上記の仕組みが成り立つのは、出口社長と岩瀬副社長の人物が魅力的であるからだと思います。他社は、なかなかマネ出来ないのではないでしょうか。


講演会で頂いたライフネットの名刺です。