シェア競争の意義

お客さんの生活を変えるようなモノを作ったり、
世の中の人が喜ぶようなコトをしたりして、
その対価にお金をもらうのが仕事をすることの本質だと思っています。


だとすると、企業同士のシェア競争の意義って何なのでしょう?
特に市場のパイが飽和している中、シェアを奪い合うのは何のためなのでしょうか。


たとえば、、、
世の中に十分出回っているソフトドリンクの市場に新たに参入してシェアを奪おうとしたり、
お客さんとしては特に必要ないのだけれど、毎年少しずつデザインを変えた服を売ったり、
することって世の中の人、お客さんのためになっているのでしょうか。


企業同士の競争により、購入するものの選択肢が増える。選択肢が増えると豊かになる。
競争が盛んになると価格が下がる。安く買えることはお客さんにとっていいことだ。


というのがパッと思いつく理由です。本当でしょうか??


さらに、、、
自社では実施する予定はないけれど、競合他社の邪魔をするために特許を出す。
というのはどう考えたら良いのでしょうか?


世の中全体としての成長を阻害しているだけなような気がしてなりません。。。


企業経営的に言えば、
シェア競争に参加する際に見込まれる利益 > シェア競争に参加しないで他のことをした時に見込まれる利益
であれば、シェア競争をすることが正当化されます。
そして、おそらく一回参加してしまうと、それまでに投資してきた
機械、人材、時間へのこだわりから撤退することは非常に難しくなります。


仕事を始めて以来の疑問ですが、いまだにどう解釈してよいのか分かりません。
BONDを始めた動機の一つでもあるのですが、
では自分はどうしたら良いのか?ということに対する答えも見いだせていません。